熱闘愛媛県大会、進学校対私学強豪の死闘

高校野球愛媛県大会、ベスト8をかけて済美高校と対するは松山中央高校でした。
部活は19時までと決められている進学重視の県立高ですが、2回戦で済美の天敵ともいえる今治西高校を圧倒して勝ち上がりました。

試合は済美が優位に進めましたが、松山中央は先発の左腕投手が緩急をまじえて最少失点に食い止める展開となりました。
済美はクリンナップが単打打法に切り替えて確実にボールを捕えヒットを重ねましたが、爆発力に欠け一気に突き放せません。
5回から松山中央は本格派右腕に継投、目先を変えて必死の戦いでした。

しかし5-2済美リードの8回裏、済美が長打攻勢で3点をもぎ取り、松山中央はエースが捕まって完全に防戦一方となりコールド負け寸前でしたが、何とかしのぎ9回表につなぎました。
しかしあえなく2死を取られ万事休すと思われましたが、ここで済美がエラーをしてランナー1塁、息を吹き返した松山中央はヒットを絡め、チャンスメイク気迫を前面に出し、慌てた済美は再びミス、さらに長打で8-4となりなおも2,3塁で球場は騒然となり奇跡が起こる雰囲気になりました。

しかし最後は三振に倒れゲームセット。
済美が勝利をもぎ取りました。それでも夜遅くまで練習環境が整っている済美に対し、少ない練習時間でやれることをやっていく松山中央高校は見事でした。
守備が手堅く基本に忠実でした。

県立高が私立に勝つには投手の緩急と継投のタイミング、守備力の安定をまず掲げて失点を少なくして心理戦に持ち込めば、強豪校もミスをする可能性が広がることを考えさせられた試合でした。